研究者一覧


古田式 ロボットの作り方

古田 貴之
未来ロボット技術研究センター 所長
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研究概要
古田貴之さんは、ロボットの研究をしています。 古田さんは、センサとモータとコンピュータの集合体で、これらを人工知能によって制御するものがロボットであると考えています。
古田さんのグループは、バク転ができるヒューマノイド型ロボット「morph3」を製作し、その技術を応用して、車型ロボット「ハルキゲニア」を完成させました。


アトムファクトリー
−原始の世界からのライブ中継−


木塚 徳志
筑波大学大学院数理物質研究科
助教授

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研究概要
 木塚徳志さんは、物質同士の接触や接合、変形や摩擦を電子顕微鏡を使って原子レベルで観察しています。
 塩の結晶は割れ、金属は曲がるという現象は、結晶の構造と力の関係から説明することができますが、実際に観察することはできませんでした。木塚さんはナノレベルで試料を動かすことができる電子顕微鏡を開発し、金属同士が接触するときに、その境界ではどのようなことが起こっているのか、ガラス同士の場合はどうなのか?ということを原子レベルで観察しました。
木塚さんはこの研究を発展させ、シリコンナノワイヤーやカーボンナノチューブなどのナノ物質を作って、強度や電気的特性の測定を行っています。


ゴミから資源を作り出す  魔法の水−亜臨界水

吉田 弘之
大阪府立大学 大学院 工学研究科
物質系専攻
化学工学分野 教授

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研究概要
吉田さんは、日本の廃棄物(年間排出量約4億5千万トン)の70数%を占める有機性の廃棄物、例えば、汚泥、動物の糞尿、食品廃棄物、廃木材などを、亜臨界水を使ってアミノ酸、糖、有機酸や油などの価値の高い物質に分解し資源として再利用する研究を行っています。
水は、220気圧、摂氏374度以上になると超臨界状態という強い酸化力を持つ状態になります。亜臨界水とは、超臨界状態より低い温度、圧力の水のことです。
例えば、魚アラを亜臨界水で分解しますと、大量のアミノ酸、乳酸、リン酸カルシウム、魚油に分解します。魚油には人間の活動にとって必要なDHAが含まれており、アミノ酸は医薬品・加工食品を作るためには欠かせません。
吉田さんは、これらの有益な物質を回収して再利用するための研究をしています。


”水素ステーション”の実現をめざして

古田博貴・安田勇
東京ガス株式会社
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研究概要
古田博貴さんと安田勇さんは、水素ステーションの開発を行っています。
環境問題などの理由から燃料電池自動車の普及が期待されています。燃料電池自動車は水素を燃料にするため、水素ステーションの構築が求められています。
現在水素ステーションには様々な方法が考案されていますが、古田さんと安田さんは無尽蔵といわれている天然ガスから水素を作る装置の開発を行っています。


極微弱な光の粒を見る

久嶋 浩之
浜松ホトニクス
電子管事業部 技術部
設計第1グループ 主任部員

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研究概要
光電効果を利用して微弱な光を光電子に変換して観察する機器、光電子増倍管。久嶋浩之さんはスーパーカミオカンデの宇宙線観測で活躍した光電子増倍管を発展させ、医療機器PETに搭載している。


不斉合成をデザインする

野崎 京子
東京大学大学院 工学系研究科  
化学生命工学専攻教授

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研究概要
野崎京子さんは、不斉合成の研究をしています。 不斉合成や不斉重合とは、光学異性体を作り分ける合成方法のことです。光学異性体は、沸点や融点は同じですが、生体内でのはたらきが異なるため、医薬品などでは一方の異性体のみをつくりわける必要があります。 野崎さんは、石油資源に頼らず身近で利用しやすい有機化合物を原料にして、必要な物だけを作る合成方法(不斉合成)の研究をしています。また、同じ触媒を用いて、プラスチックなどの高分子を作る研究も行っています。


小さなプラント マイクロチップ

北森武彦
東京大学大学院工学系研究科応用化学専攻
教授

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研究概要
北森武彦さんは、マイクロチップの研究をしています。
マイクロチップとは、手のひらにのるほどの大きさのガラス上で有機合成をおこなう方法のことで、反応速度をとても早くすることができるため、今まで1日かかった反応が数時間で終わったり、複数枚組み合わせることで工場のプラントとほぼ同じ量を合成することが可能になります。


地震で推理する地球

久家 慶子
京都大学大学院 理学研究科 
地震学研究室 助教授

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研究概要
久家慶子さんは、地震発生の仕組みや地球の構造を探る研究をしています。 教科書や図鑑などには地球の内部構造について書かれていますが、実は地球の内部構造の多くは、地震波によって調べられています。地球内部の岩石の組成や状態、温度によって地震波の速度が違うためです。久家さんは、世界各地にある地震計のデータから地震波の伝播するようすを解析し、地球内部の構造を調べています。
地震計のデータには、地震の原因となった断層運動の情報も含まれています。久家さんは、地震計のデータから各地での地震の起こり方も解析しています。


新物質創成への道‐典型元素化学

山口 茂弘
名古屋大学大学院
理学研究科 物質理学専攻化学系 反応有機化学研究室 助教授

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研究概要
炭素、水素、酸素で構成される有機化合物に、典型元素を組み込むことで新しい機能を持った分子が創生される。携帯電話用の新しい表示装置として期待されている有機ELディスプレイ材料に、典型元素の一つ、ケイ素が使用されている。


フォトレジスト
〜物理の限界を超えたケミストリマジック〜


小久保 忠嘉
富士フイルムアーチ株式会社
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研究概要
小久保さんは、半導体を製造するために必要なフォトレジスト剤の開発をしています。
半導体の製造にはリソグラフィーと呼ばれる印刷技術が利用され、シリコン基板の上に凹凸が刻まれることでCPU等の半導体が出来上がります。この凹凸をつけるために必要なのがフォトレジスト剤です。
半導体の製造技術は年々細密化しているので、微細な範囲でも反応できるようなフォトレジスト剤の開発が日夜行われています。


新たなる医療へ −細胞の神秘−

宮崎 純一
大阪大学 大学院 医学系研究科
未来医療開発専攻 教授

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研究概要
宮崎純一さんは、ES細胞の研究をしています。
ES細胞は万能細胞とも呼ばれ、体を構成するすべての細胞にその姿を変えることができます。
このES細胞を自由に扱うことができれば、失った臓器、機能を補うことができるかもしれません。
宮崎さんは、ES細胞からインシュリンを分泌する細胞に分化させることに成功しました。


生命をコントロールする糖鎖

西村 紳一郎
北海道大学大学院理学研究科
教授

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研究概要
 西村紳一郎さんは、糖鎖の研究をしています。 糖鎖とは複数の糖がつながった物質のことで、タンパク質や細胞の間で結合や情報伝達を行うと考えられています。
 西村さんは、当初鱈などの魚が厳寒の海の中でも生きていけるのは糖によるものという研究をしていましたが、糖鎖自動合成装置を開発し、今では糖鎖を使った新薬の研究などを行っています。


オオカミ復活をめざして

丸山 直樹
東京農工大学 農学部 
地域生態システム学科
生態系計画学講座 野生動物保護学 教授

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研究概要
草食動物ニホンジカが日本の山林を食い荒らす。丸山直樹さんは、食物連鎖の頂点に位置する肉食動物ハイイロオオカミを日本の自然に放つ構想を持つ。オオカミの復活が健全な生態系を復活し、山林の消滅が回避できると考えている。


エネルギーと環境に役立つバイオマス

小木知子
独立行政法人産業技術総合研究所エネルギー利用研究部門
バイオマス研究グループ
グループリーダー

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研究概要
小木知子さんは、バイオマスの有効利用に関する研究をしています。
バイオマスとは、生物を由来とする資源のことで、植物そのものの他、木くずや生ゴミもその仲間です。木をエネルギーとして利用する方法には、薪などが考えられます。しかし、木を燃すだけでは、木の持っているエネルギーの5%程度しか利用できません。
小木先生は、木くずなどのバイオマスを有効利用するために、ガス化や液化する研究を行っています。


次世代エネルギーを支えるキャパシタ

石川 正司
関西大学工学部応用化学科
助教授

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研究概要
石川正司さんは、電気二重層と呼ばれる現象を応用したキャパシタの研究をしています。
キャパシタ(コンデンサ)は、電気をためることができます。電気をためる器具として一般的な物に電池がありますが、キャパシタは電池よりも素早く充電や放電が行えるというメリットがあります。
大容量の電気二重層キャパシタを実用化させるため、石川さんは電解質や電極の研究を行っています。


消えた素粒子を見る

羽澄 昌史
高エネルギー加速器研究機構
素粒子原子核研究所 助教授

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研究概要
羽澄昌史さんは、素粒子と反粒子の間のわずかな違い、「CP対称性の破れ」を実験を通して検証しています。  宇宙誕生の時には、現在の世界を構成する素粒子の他に、反粒子もできたと考えられています。理論的に素粒子と反粒子の間には、わずかな違いがあると考えられ、このことを「CP対称性の破れ」と呼びます。


電波で、星が生まれる「謎」を観測!

立松 健一
国立天文台電波研究部 助教授
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研究概要
 立松健一さんは、電波望遠鏡を用いて星の一生に関する研究をしています。 光で観る天体望遠鏡では、星の材料となる物質(星の素)や、星が死んだ後に残る残骸は光を強く発しないため、よく観測することができません。しかし、星の素であるガスやチリからは電波が出ているので、これらを電波望遠鏡で観測することによって星が生まれる様子や死んだあとの様子など、星の一生を解明することができるようになります。立松さんは電波望遠鏡を用いて、星の死が新しい星の誕生に繋がる可能性に明らかにしようとしています。  現在、南米チリの標高5000mのアンデス山脈に大型電波望遠鏡を設置する国際プロジェクトに参加しています。


Human Brain Mapping
−「脳機能」の地図を描く−


川島 隆太
東北大学教授
医学博士

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研究概要
川島隆太さんは、思考や感情、認知などの精神活動に伴うヒトの脳活動を、脳機能イメージングという技術を使って解明しています。この研究の最終的な目標は、脳とこころの関係を明らかにすることです。  現在、この基礎研究の成果から私たちの脳の働きを高めるトレーニング方法を、広く社会に向けて発信しています。特に、子ども達の脳の健全な発育、高齢者のボケ予防、痴呆高齢者や認知発達障害児の脳機能改善などに取り組んでいます。


星くずから生まれた地球

永原 裕子
東京大学大学院理学系研究科
地球惑星科学専攻 教授

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研究概要
永原裕子さんは、宇宙のガスからどのようにして地球やそこに生きる生命のもととなる物質が誕生してきたのか、それらの物質はどのような進化をとげてきたのか、ということを研究しています。
隕石を用いて太陽系初期のでき事をひもとくと同時に、実験室の中でガスから鉱物を作ったり、鉱物をガスにしたりすることで、宇宙における物質の変化の様子を観察しようとしています。


デジタル世界と実社会をつなぐサイバーアシスト

中島 秀之
独立行政法人 産業技術総合研究所
サイバーアシスト研究センター
研究センター長
(現:はこだて未来大学学長)

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研究概要
中島秀之さんは、人工知能を応用した「サイバーアシスト」の研究を行っています。 現在のコンピュータや情報端末は、人間がその動作を指示しなければいけないため、すべての人に使いやすいとは言えません。中島さんは、人間の意図を汲み取るような人工知能を持ったソフトウェアと扱いやすい情報端末の開発をしています。


警戒!宇宙の嵐 宇宙天気予報

菊池 崇
情報通信研究機構
電磁波計測部門 研究主管
宇宙天気予報センター長

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研究概要
衛星放送などの電波障害は、太陽風エネルギーが地球の磁気圏を変化させた時に発生する。菊池崇さんは太陽を観察することで電波障害の起こる位置、規模を予測し、宇宙天気予報として公表している。


液晶ディスプレイ
−「夢」を形に変えたエンジニアたち−


伴 厚志・久保 真澄
シャープ株式会社
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研究概要
伴厚志さんと久保真澄さんは、液晶テレビ用の液晶ディスプレイの開発を行っています。
初期の液晶ディスプレイは電卓に使われていましたが、現在では、携帯電話、パソコン、テレビと様々な用途に使われています。
このような用途に対応するため、伴さんと久保さんはディスプレイの構造を改良し、大画面化、低消費電力を実現しています。


燃える氷 メタンハイドレートを探れ!

増田 昌敬
東京大学 大学院 工学系研究科
地球システム工学専攻 助教授

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研究概要
増田昌敬さんは、メタンハイドレートの研究をしています。 海底や永久凍土域地下などにはメタンガスと水からなるメタンハイドレートが広く分布しており、日本の南海トラフ海域に存在するメタンハイドレートには国内ガス消費量の約100年分に相当する量が埋蔵されていると推定されています。増田さんは、どうしたらメタンハイドレートから効率良くメタンガスを生産できるかという問題に取り組んでいて、効率良い生産手法を発見するための生産シミュレータの開発を行っています。
現在建造中の地球深部探査船「ちきゅう」が完成すれば、この船を使ってメタンハイドレートが海底下にどうして出来たといった謎も調査される予定です。


IT〜情報技術〜が変える農業

平藤 雅之
農業・生物系特定産業技術研究機構
中央農業総合研究センター
農業情報研究部
モデル開発チーム チーム長

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研究概要
平藤雅之さんは、完全自動化された農業を目指して研究を行っています。 農作物の良好な発育のためには、温度や湿度、日照時間など多くの条件が必要です。また、農作物によっても条件は異なります。様々な農作物の条件を詳細に調べることにより、発育に必要な環境を整えることが可能になります。 平藤さんは集められた条件をもとに、今まで農作物の発育に適さなかった場所での農業やさらに宇宙空間での農業を目指しています。


46億年 岩石から地球の歴史を探る

鈴木 和博
名古屋大学 教授
年代測定総合研究センター長

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研究概要
岩石を年代測定してその原産地を推定することで、地球の歴史が解明される。鈴木和博さんは放射性同位体を利用してチャイム測定法を開発した。チャイム測定法で年代が30億年と測定された日本最古の石は、朝鮮半島から運ばれて来たと推定される。


非接触ICカードが拓くネットワーク社会

椎橋 章夫
東日本旅客鉄道株式会社
鉄道事業本部Suicaシステム推進プロジェクト
担当部長

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研究概要
椎橋章夫さんは、ICカード“Suica”の開発をしています。 Suicaは、2001年から首都圏を中心に導入が始まった、ICカードを利用した鉄道乗車券です。従来の磁気カードと比べ、Suicaはメンテナンスを必要とする部品が少ないため故障が少なく、またセキュリティが格段に向上したため偽造や不正使用ができないというメリットもあります。 さらに、改札機や券売機は、ネットワーク上のサーバとつながっているため、カードの管理ができるという特徴も持っています。 椎橋さんは、ICカードの開発だけではなく、ネットワークの設計も行っています。



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